この記事の内容
新木場駅付近を散策
夢の島熱帯植物館
第五福竜丸展示館
本記事は京葉線・新木場駅周辺を散策した際の記録です。先日、寄り道のつもりでふらっと新木場駅周辺を散策しましたが、見どころがありましたので記事として残しておきます。
はじめに(新木場駅ってどこ?という人のために)
はじめに新木場駅の場所を示しておきます。
新木場駅は、東京駅から京葉線に乗り約10分の位置にあります。場所でいえば東京駅と夢の国へ行ける舞浜駅の間ですね。東京駅の京葉線ホームって何故あんなに遠いのか…、といつも思いますが、東京駅で乗り換えできるだけで充分ありがたいこともまた事実。もし京葉線の終着駅が東京駅ではなく有楽町駅なら、利用頻度が激減するかもしれません。そんなことを考えながら、乗換のため長い通路を歩いて京葉線のホームへ。良い運動になりますね。
新木場駅で降車した私は「夢の島熱帯植物館」と「第五福竜丸展示館」の2つの施設に訪れました。いずれも施設も「夢の島公園」という名の公園の中にあり、新木場駅からは徒歩10~15分程度でした。
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夢の島熱帯植物館
私が訪れたのは12月で気温が低くなる時期。駅からの徒歩で身体が冷えてしまった私は、暖かい温室で暖を取るべく、熱帯植物館を目指します。
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受付で入館料を支払いますが、250円と非常に安かったです。熱帯植物館というだけあり、温室内は温度・湿度が高いです。熱を溜めやすい温室とはいえ、これだけ巨大な空間を温めるためには、大量のエネルギーが必要では…と思いきや、近くの清掃工場(ごみ処理場)の排熱を利用しているそうです。うまく考えられているなぁ。
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バナナが植えられていたり、食虫植物が育てられていたり、楽しい場所です。冬の植物園めちゃ良いですね。葉が落ちて殺風景な屋外と異なり、沢山の花が咲いて居たり、青々と茂った木々の間を歩くことができます。そして何より暖かく快適です。
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様々な植物・花を見ることができ、大人も子供も楽しめる場所なのに入館料が安く、良い場所ですね。
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食虫植物も展示されていました。
第五福竜丸展示館
熱帯植物館から徒歩約5分の位置にある、第五福竜丸展示館を訪れました。入館料は無料でした。(本当は、先にこちらの施設に行くつもりでした。が、意外と外が寒く、先に植物館の温室で身体を温めることに…。)
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第五福竜丸は、米国の核実験の被害に遭った漁船です。小学生の頃に社会の授業で習ったことを思い出します。館内の中央にどどーんと第五福竜丸が展示されており、船の周囲には、当時の状況を解説した資料がありました。
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第五福竜丸は、外洋を長期航行しながら漁をする大きな漁船のため、私のショボいカメラでは、一枚の写真に収めることができませんでした。
館内には、核実験によって生じた「死の灰」も展示されていました。(見学に集中していて、写真を撮るのを忘れましたが。)解説文によれば、当時の第五福竜丸に「死の灰」が降り積もったとのことです。爆心地から150km以上離れていたにも関わらず被爆してしまうとは…。核爆発の凄まじさを感じます。
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外から甲板も見ることができました。
展示館の外には第五福竜丸のエンジンが置かれていました。古いので傷んでいる箇所もありますが、大切に保存されていました。
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あれだけ大きな船を動かすことを考えると意外と小さいような気もします。
船のエンジンって小型でも高出力なのでしょうか。
今回はなんとなく新木場駅周辺を散策しましたが、予想以上にコンテンツがあり、充実した時間を過ごすことができました。社会の授業で習った第五福竜丸がこんなところに保存されているとは知りませんでした。何歳になっても知的好奇心を満たすのは楽しいものですね。
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