この記事の内容
以下の佐渡金山の史跡を訪れました。
佐渡金山展示資料館
道遊の割戸
搗鉱場跡
北沢浮遊選鉱場跡
佐渡西三川ゴールドパーク
本記事は佐渡金山の史跡を巡った際の記録です。
有名な相川金銀山と西三川砂金山の2つに訪れました。
相川金銀山
佐渡金山展示資料館
佐渡金山に関する情報を一挙に学ぶことできる資料館を訪れました。
ここでは江戸時代と近代に掘られた坑道も見学することができました。
江戸時代に人海戦術で一生懸命掘っていたことが、妙にリアルな等身大のからくり人形を用いて解説されていました。個人的に印象的だったのは、水との闘いですね。より多くの金を求め、海面より深く掘り進んだことで大量の湧水に悩まされたことは、人間の欲深さを表しているようで興味深かったです。
湧水を解決するために排水路を掘ったり、ポンプで汲み上げたり、様々な工夫を凝らしていたようです。人間が自らの欲の深さによって技術を発展させていく過程(?)を見たような気がします。
また、金山の歴史とは関係ないですが、訪れたのが真夏でしたので、ひんやりとした坑道を歩くのは気持ち良かったです。
道遊の割戸
金を求めて山を削り続け、ついに割れてしまった山が観光地になっていました。
江戸時代の頃は主に人力で掘っていたようですが、近代は火薬を爆破させて掘っていたようです。
山にぽっかり空いた巨大な穴からは、涼しい風出ており気持ち良かったです。
それにしても掘りすぎやろ…!とツッコミを入れたくなります。
搗鉱場跡
坑道のすぐ近くにある鉱石を細かく砕き金を回収するための施設。
近代に造られたと解説文がありました。現在は使われておらず、コンクリート部分が残されていました。山奥にこのような巨大な構造物を建られるほど、儲かる事業だったことが想像できます。
北沢浮遊選鉱場跡
こちらも金を採取するために造られた施設の遺構
佐渡金山は江戸時代から始まり、比較的最近まで採掘が続けられていましたが、金と不要鉱物を分離するための設備として、近代に造られたようです。
現在は操業しておらず、コンクリート部分が野ざらしになっているだけですが、その規模が凄まじく、金採掘への力の入れようが伝わってきます。電力も大量に消費するのでしょうか、傍らには発電所跡もありました。
西三川砂金山
佐渡西三川ゴールドパーク
ここでは砂金に関する展示の他に砂金採り体験ができました。
相川金銀山では山を削って得た岩石を砕いて金を採取していましたが、西三川金山は砂金で有名とのこと。金と土砂の密度の違いを利用して、土砂を大量の水で洗い流し金を集めていたようです。(流水で土砂は洗い流されますが、密度の大きい金は底に溜まるそうです。)
私も砂金採り体験をしましたが、楽しすぎて夢中になりました。
小さな金の粒を5〜6個集めることができました。
大人気コーナーのようで、多くの人で賑わっていました。
本記事は佐渡金山の史跡を巡った際の記録でした。
金山以外の史跡にも訪れていますが、それは次回の記事にしたいと思います。
詳細は次回以降に記しますが、佐渡島には風光明媚な展望台やトキの保護施設見学など、金山以外にも興味深い場所が沢山ありますね。
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