この記事の内容
簿記2級 受験記録
本記事は先日合格した簿記2級の受験記録です。
久しぶりに旅行以外の記事ですね。
結論から述べると、ネット試験で簿記2級を受験し、85点(100点満点)で一発合格しました。
簿記3級の合格直後から独学での勉強を開始し、合格まで9ヶ月要しました。
ちなみに3級の受験記録はこちら↓
以下本文です。
今回取得したの2級と過去取得した3級と比較しながら記します。
試験の感想
受験の動機やメリットなどはありますが、まず試験の内容を先に記します。
試験の申し込み/受験方法
まず受験方法ですが、簿記2級の試験は3級と同様、ペーパー試験とネット試験があり、ネット試験では、テストセンターでの受験となります。私は3級の時と同様に、今回もネット試験で受けました。テストセンターの枠の空き次第ではありますが、自分の都合の良い時間を受けられるのが良いですね。私は学習進度を見ながら、受験の約1ヶ月前に予約。
ネット試験ではモニターに映し出された問題を見て、回答はマウスとキーボードで入力します。3級で受験したときと同様、特に戸惑う点はありませんでした。
試験当日
ネット試験では解き終わって、すぐに結果が画面に表示されます。この瞬間めちゃくちゃドキドキします…!
私の受験結果は以下の通り。
第1問:20/20
第2問:20/20
第3問:14/20
第4問:28/28
第5問: 3/12
合計 :85/100(70点で合格)
問1〜3は商業簿記、問4, 5は工業簿記です。
高得点を狙っていた工業簿記で大きく失点してしまいましたが、予想外に商業簿記でカバーできており、結果的には+15点で合格。
試験時間は90分ですが時間はカツカツでした。
解く順番ですが、商業簿記は難問・奇問が出やすいと聞いていましたので、工業簿記(問4,5)→商業簿記(問1,2,3)の順で解きました。事前に予想問題を解いた時にも、商業簿記で大幅にタイムロスすることが何回もありました。どんな試験でもそうですが、解ける問題を素早く解くことが合格への近道だと思います。
2級は3級と比べ勉強量が多く大変でしたが、苦労が報われて一安心でした。
受験の動機
財務諸表を読みたい
受験の動機は3級の時と同様、財務諸表を読めるようになりたいと感じたからです。3級取得にあたり、簿記に関する基本的な内容を学びましたが、より発展的な内容についても興味を抱きました。特に2級では商業簿記に加えて工業簿記も学ぶと知り、より深く学びたいと感じました。
また、2級と3級通じてパズルのように問題を解き進めていくのが楽しかったです。
自己研鑽、市場価値向上
簿記は転職の際に1つのアピールとして使えることを知り、自らの市場価値向上のため、受験を志しました。2級であれば3級と比べ、転職の際に更に威力を発揮すると考えました。
また、現在私は経理部門から離れた部署で仕事をしていますが、経理の人が普段どんなことを考えているのかを知りたいと思ったことも動機の1つです。
勉強方法
強方法について記します。
スケジュール
取得に要した期間は約9ヶ月です。
個人的にはもう少し早く合格したかったですね。
3級取得後すぐに2級に向けて勉強を開始しました。
平日は仕事が忙しく帰宅が遅い&土日はできるだけ外出して気分転換という条件の中で勉強時間の確保に苦労しました。
仕事がそこまで忙しくなく、土日もそこそこ勉強(例えば土曜日は1日勉強・日曜日は気分転換)すれば、6ヶ月でも合格可能かなという感触です。
大まかなスケジュールは以下の通り。
工業簿記(3ヶ月)
→商業簿記(4ヶ月)
→問題演習(2ヶ月)
工業簿記は2級から登場する内容ですので、難易度を把握するため、最初に勉強しました。
工業簿記、商業簿記共にそれぞれテキスト1冊を一周してから、問題演習を行いました。問題演習では予想問題集を使用して、時間配分や理解が浅いところのチェック等を行いました。
簿記3級との違い
3級との差はやはり試験範囲の広さですね。
大きなところでは工業簿記です。工業簿記は問題のネタがそれほどなく、慣れれば得点源となりますが、勉強を始めた頃は概念を理解するのに苦労しました。
また商業簿記では連結会計を理解するのが難しかったですね。昔は2級の範囲外だったらしいのですが…
財務諸表の読み方を練習できる良い機会と思い、勉強を進めました。
取得のメリット
履歴書に書ける
最も大きなメリットは「転職活動時に履歴書に書ける」だと思います。私は現段階では転職する予定は有りませんが、ブラック企業で疲弊している方が転職される際、比較的少ない勉強時間で取得でき、履歴書にもしっかり書くことができる良い資格だと思います。
財務諸表が読める
2つめのメリットは「財務諸表が読める」です。1つめのメリットと比べて地味(?)ですが、簿記を勉強する目的でもあり、重要なメリットだと思います。財務諸表が読めることは以下の場面で活きると考えています。
勤務先/転職先の会社の財務状況を把握
財務諸表が読めれば、勤務先の財務状況が悪化した場合、他の人より早く察知することができます。
また、転職活動時にも、企業の財務状況の健全性を把握できれば、転職に失敗する確率を低下できると思います。
株式投資に役立つ(かも)
簿記の勉強は株式投資にも活きると思います。
投資先を選択する際に、世間の噂や評判で判断するより、財務諸表を読み理解した上で投資を行ったほうが、満足度の高い投資ができるのではないでしょうか。たとえ読み間違え損失を被ったとしても、なんとなくで投資をする場合と比較して、反省を次に活かすことができ、精度を高めていくことができると感じています。
今後の展望
ここまでダラダラと書いてきましたが、感想としては「合格して一安心」ですね。
簿記2級を取得したことで、財務諸表記載の単語の意味は概ね理解できるようになりました。3級を取得した際にも感じましたが、財務諸表を読んで企業の財政状況を判断するには、実務経験を積む必要がありそうです。
今後ですが、9ヶ月(3級も含めると1年弱)に及ぶ勉強で疲れたので、資格の勉強はしばらく休もうかなと思います。しばらくは勉強中に我慢していた、読書や旅行などをのんびり楽しみたいと思います。久しぶりにTensorFlowで遊んでみるのもアリですね。TensorFlowで遊んだ記事は本ブログでもアクセス数が多いですし。
もし今後勉強をするなら、ファイナンシャルプランナーなど、簿記と関係する、今回の勉強が活きる資格かなぁと思っています。
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