独学4週間で3級ファイナンシャル・プランニング技能士試験(FP3級)に合格:意外と簡単…?

勉強
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はじめに

本記事は先日合格した3級ファイナンシャル・プランニング技能士試験(長いので以下FP3級と記します。)の受験記録です。

結論から述べると、約4週間勉強してFP3級試験の学科試験と実技試験を受験し合格しました。
スコアは下記の通り。学科試験・実技試験共に合格ラインは60%です。
学科試験:45/60
実技試験:70/100
意外とギリギリ…?

以下の本文では受験の動機、勉強方法、受験方法(CBT試験について)、受験記録について記します。
受験の感想ですが、過去に受験した簿記と似ている点が多かったですね。簿記の知識・考え方を活用できる分野もあり、比較的短時間の勉強で合格できた気がします。

独学で簿記2級に合格した時の記事はこちら↓

簿記2級を取得した時の記録

受験の動機

2024年度の目標にも記しましたが、生きている以上関わることになる、税金や年金、保険、投資等のお金に関する知識を体系的に勉強したいとの思いからFP3級の受験を決意しました。
別に資格試験を受ける必要は無いのでは…?と思われるかもしれませんが、私は試験が無いと頑張れないタイプなので、FP3級合格を目指して勉強することにしました。

勉強方法

勉強時に大いに活用したのがYouTubeです。
困ったことに、FP3級を受験した頃は公私共に多忙な時期。自宅で机に向かってみっちり勉強する…なんてことは不可能でした。そこで自宅での勉強は潔く諦めて(!!)通勤時間中にYouTubeで勉強することにしました。(一応、参考書も購入しましたが、結局1ページも見ることなく受験終了…。)
受験までの流れは以下の通り。
通勤時に解説動画を視聴(約4週間で2周しました)
→FP3級試験前日に過去問を数回分解く→
受験・合格!

FP3級はこれまで私が受けてきた試験と比べると易しかったこと、過去に簿記の勉強をしたことがあり当時の知識を活用できたことから、YouTube視聴&ほぼ一夜漬けの過去問演習で合格することができました。(本当はもっとみっちり勉強したかった…。)

ちなみに私が視聴していたYouTube動画↓

テキストを使わず動画だけで知識が身に着くのかな…?と初めは不安でしたが、意外と動画視聴だけでもしっかり勉強できました。
私は少し無茶なスケジュールで一応合格することができましたが、会計の知識がゼロの人や勉強が苦手な人は、参考書と問題集を使って勉強を進める方が良いかもしれません。

受験の方法(CBT試験について)

今回受験したFP3級(学科試験・実技試験共に)はCBT試験でした。CBT試験では、自分の都合の良い時間・場所の試験会場を予約できます。CBT試験は全てパソコンを使って行われ、モニターに表示される問題の答えをポチポチに入力します。

自宅・職場から近い会場で、自分の好きな時間に気軽に受験できるのが良いですね。ちなみに過去に受けた簿記3級、2級の試験もCBT試験で受験しています。

受験記録・感想

受験の感想

学科試験・実技試験共に試験自体は易しく、あまり勉強していなくても、意外と合格できる試験と感じました。お金に関する基本的な用語とその意味を理解できているかが問われる試験だと思います。計算問題も多少は出題されましたが、そこまで込み入った複雑な計算はなく、四則演算で解答を出せる問題ばかりでした。

一方で、高得点を取るのは意外と難しいと感じました。恥ずかしながら試験終了後の手ごたえでは9割程度は正解しているだろう…と思いきや結果は7割程度とスコアが伸び悩みました。大雑把な理解にとどまっている分野が結構ありそうです。

学んだ知識を日常生活でしっかり活かしたい! / 2級も受けたい!という人は、3級合格後も3級の内容を一度復習するのが良さそうです。(私も復習するつもりです。)

CBT試験の感想

CBT試験の感想ですが、好きな時間、好きな場所で受験できるのは非常に便利ですね。受験終了後に結果がすぐに分かるのも良いです。試験終了後の結果表示の瞬間は、とてもドキドキします(笑)。

CBT試験の弱点があるとすれば、試験問題が貰えないことですね。どの問題を間違えたのか分からず解き直しができないのはツラいところです。

色々書きましたが、総じてデメリットを上回るメリットがあるので、将来的には色んな資格試験がCBT試験になるとラクだな、と受験者としては感じています。

簿記とFPの違い

冒頭でも記したように私は過去に簿記2級を取得しており、ここでは簿記とFP試験で感じた違いを記しておきます。

今回FP試験の勉強を進める中で「簿記は会社のお金の話」「FPは個人のお金の話」という色合いが強いと感じました。 

会社で経理の仕事をしている人や、個別株投資をしている人など、会社のお金に強くなりたい人は、FPよりも簿記を学んだほうが良い気がします。一方でマネーリテラシーを向上させて日々の生活をより良くしたい人はFPを学ぶと良いと感じました。

より具体的には、簿記で学ぶ仕訳や貸借対照表、損益計算書等を日常生活で使う機会は少ないですが、FPで学ぶ税金や社会保障の内容は日頃から活かしやすい内容だと感じています。

FP3級試験を通じて学んだこと

FP3級の試験勉強を通じて、社会保険や税金、投資、不動産…などお金に関する基本的な知識を体系的に学ぶことができました。お金について薄く広く勉強したいと思っている、私のような人が勉強のモチベーションを高めるために、取得を目指すのにFP3級は良い資格だと感じます。

個別的・具体的な事柄についても知識量は全然足りませんが、様々な税金や社会保障の制度や、病気になったりケガを負ったりした際に使える制度等を学べたことは良かったです。具体的な内容を深く理解できていなくても、制度の存在を知っているだけで、何も知らない状態と比べれば大きな進歩だと感じています。そういう意味で今年の初めに立てたFP3級合格の目標は達成されたといえそうです。

また、FP3級の受験勉強を通じて、通勤時間の可能性に気付くことができました。いつもネットサーフィンをしていた通勤時間を勉強時間に充てることで、有意義な時間にできることを感じました。今後も通勤時間を有効活用する方法を模索し続たいと思います。

今後の展望

FP3級の受験理由が、「とりあえずお金について薄く広く学びたい」という事もあり、今時点では更に勉強してFP2級受験することは考えていないです。
しばらくはFP3級の復習を進めようと思います。合格はしたものの得点率は低かったため、日常生活で困らない知識を獲得するべく、もう少し理解を深めておきたいです。じっくり復習する中でFPの勉強が面白くなってきたらFP2級を受験するかもしれません。

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