電子書籍の使用感(2)-Kindle Unlimited感想ほか-

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はじめに

本記事は前回の記事に続いて電子書籍に関する内容です。
ここでは、

  • 定額の読み放題サービスであるKindle Unlimitedを利用した感想
  • 私が感じた電子書籍の長所・短所

を記したいと思います。

本記事の要旨

結論を先に記しておきますと、

  • 感想:いくつかのデメリットを感じつつも全体的に満足している。(電子書籍および読み放題サービスであるKindle Unlimited共に)
  • 今後の方針:数式等を電子書籍に書き込むのは困難であるため、技術書に関しては紙の本を購入したい。その際、気になる技術書がKindle Unlimitedの対象となっている場合には、電子書籍で内容を確認してから、紙の本を購入する。

です。

Kindle Unlimitedの感想

電子書籍でも紙の本と同じように1冊ずつ購入することができますが、私は読み放題サービスであるKindle Unlimitedに加入しました。その理由は価格が安かったからです。(加入した当時は月額980円)

感想ですが、想像以上に多くの本(技術書、漫画、新書など)が読み放題の対象であり、永遠に読書を楽しめる気がしてきました。もちろん全ての本が読み放題の対象となっているわけではなく、小説がやや少ない印象を受けました。読み放題対象外の本については、紙の本でそうであったように、購入するつもりです。全体的に満足度は高いです。
当面は技術書や新書をKindle Unlimitedで読み漁りつつ、小説については購入して読むことになりそうです。また一部の技術書については紙の本を購入するつもりです(理由は後述)。

続いて私が電子書籍を利用してみて感じたことを記します。

私が感じた電子書籍の長所・短所

長所

  1. 本屋が遠くても読書を楽しめる
  2. 読み放題サービスがある
  3. (紙の本と比較して)場所をとらない
  4. (紙の本と比較して)軽い

私は上記4つの長所を感じました。
1,2が電子書籍固有の特徴、3,4は紙の本との比較において強く感じた特徴になります。

本屋が遠くても読書を楽しめる

私は現在そこそこの田舎に住んでおり、品揃えの良い本屋が自宅から遠いのですが、そのような場合でも読書を楽しめるのが、電子書籍が持つ大きな効用であると感じました。また自宅周辺に大きな本屋がある場合でも、手軽さにおいて紙の本が、自室から本を購入できる電子書籍を上回ることはないと感じています。

読み放題サービスの存在

次に私が加入した読み放題サービス ( Kindle Unlimited ) についてです。紙の本を何冊も購入すると、それなりの出費となりますが、読み放題サービスに加入しておけば、財布を気にすることなく大量の本を読むことができます。もちろん読み放題サービスの対象外の本もありますが、そのような場合には紙の本と同様、購入して読むことができます。

場所をとらず軽い

最後に「3,4.(紙の本と比較して)場所をとらない / 軽い」についてです。これらは紙の本と比較した時に電子書籍が特に有利な点といえそうです。物を片づけたり廃棄することが億劫な私にとって、(紙の本とは異なり)保管に物理的スペースが要求されない電子書籍は画期的な商品でした。

以上が私が電子書籍に対して感じた長所です。
つづいて短所も少し感じたので記しておきます。

短所

とりあえず3つくらい短所を感じました。

  1. 気軽に書き込めない
  2. 読める本がサービス運営側に左右される
  3. 知的見栄を張れない

気軽に書き込めない

これは使い始めるまでは気づかなかったのですが、実際に使ってみて感じた不便な点です(私がKindle端末の機能を使いこなせておらず、このように感じている可能性はあります)。

特にこれは技術書を読んでいるときに顕著です。技術書を読んでいるときには日本語のみならず数式をメモしたくなるのですが、現状では厳しいです。新書や小説を読むだけならメモ機能を使うことは殆どないのですが、勉強を目的として本を読む場合には日本語・数式を問わず、すぐにメモできる紙の本が優れているように感じます。

現状の方針としては、技術書に関しては読み放題サービスの対象となっている場合、電子書籍端末で確認し、内容が良さそうなら紙の本を購入しようと考えています。
また読み放題サービスに含まれていない技術書についても紙の本を購入するつもりです。

読める本が運営側に左右される

これは電子書籍における大きな短所(リスクという表現の方が適切?)であると感じています。今後、私が電子書籍を利用していく中で、読みたいけれども電子書籍には対応しておらず、紙の本でしか販売されていない本が出てくる気がしています。

また、読み放題対象外の本を改めて購入する時、面倒に感じると共に、読み放題で読める本は運営側に委ねられていると強く感じます。紙の本ではそもそも読み放題サービスは無いので購入するのが普通ですが、読み放題サービスが便利すぎるが故にこのように感じてしまいます。

知的見栄を張れない

これは私はあまり感じていませんが、一部の人には感じる電子書籍の短所かもしれません。

私が大学に入学した時、教授が「大学生になったのなら、本棚に難しい本を並べて、誰かが家に来た時に自らの賢さをアピールする、知的見栄を張るのも良いでしょう。」と話していました。当時はそんなものかと思い、聞き流していましたが、電子書籍を利用する中でふと思い出しました。確かに紙の本では読んだ本を本棚にズラッと並べて満足感を得たり他人に対して恰好がつく場合もありそうです。

一方、電子書籍では本棚に並べることはできず(できるとしてもKindleの端末を置くだけになるでしょう)、知的見栄を張れないという点において紙の本に劣るかもしれません。

私の場合、読書をする動機に、読んだ本を並べて満足感を得たり、他人に見栄を張ることは含まれていないため、短所とは感じていません。しかしながら一部の人には感じられるであろう、電子書籍の短所として最後に記しておきます。

電子書籍(読み放題サービス:Kindle Unlimited含む)の感想まとめ

本屋が遠いから、という消極的な理由で利用を開始した電子書籍ですが、読み放題サービスもあり非常に満足しています。本屋が近くに建ったとしても、電子書籍の利用を継続するつもりです。

また、電子書籍および読み放題サービスを利用する中で、昔から書籍の読み放題サービスを提供してきた図書館の偉大さを感じました。(ちなみに私は、紙の書籍は重い上に場所をとることから、費用は掛かりますが、主にKindle Unlimitedを利用+対象外の書籍は購入で読書を楽しみたいと考えています。)

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