東京旅行(八丈島)後編:植物園・玉石垣・温泉三昧でリフレッシュ

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本記事は八丈島旅行記の後編です。前編では、八丈島の位置、旅行の動機、八丈島中心部の観光地について記しました。
本記事では、北部・南部の観光地や名産品、旅行の総括(旅程・旅費等)を記します。

八丈島北部(八丈富士周辺)

八丈島には2つの大きな山(八丈富士と三原山)ありますが、本章は八丈富士周辺の観光地を訪れた際の記録です。

八丈富士ふれあい牧場

八丈富士の登山口近くの景色が良い牧場に訪れました。
八丈富士の標高は854mですが、7合目にある登山口までは車でアクセス可能のようです。

展望台の先には大坂トンネルに続く橋が見えます。

多くの牛が放牧されている牧場からは、八丈島市街地と海を見ることができ、最高の景色です。
牛たちは、寝そべったり草を食べたりと、ゆったりとした時間が流れていました。
東京都と聞いてイメージされる風景とは異なる風景かも。

牧場には売店でアイスを購入。爽やかな風が吹き抜ける中、景色の良い場所で食べるアイスは絶品でした😋

遊び平牧野看視舎

八丈富士の西側にある展望台で八丈小島を眺めることができる展望台。晴天の日に訪れることができ、素晴らしい景色でした。西側を向いているため、夕陽を見るのにも良い場所だと思います。

展望台で景色を眺めていると牛が興味深そうに覗き込んできました。可愛い…。

天気にも恵まれ最高の景色

永郷展望台

島の北側にある展望台で、ここからも八丈小島を眺めることができました。
展望台周囲にはアロエが茂っており、南国感が溢れる場所です。
ぽつんと佇む灯台を見ていると、最果てに来たような気持ちになります。

南原千畳敷

日本各地を旅行していると時々「千畳敷」に出会いますが、八丈島にもありました。活発な火山活動により形成された広場で、溶岩と思われる黒っぽい岩石が海にせり出している光景は迫力があります。

手前が南原千畳敷・奥に大阪トンネルに続く橋が見えます。

本旅行で利用した宿の主人によれば、南原千畳敷周辺には人家がほとんど無く、夜は真っ暗で絶好の星空観察スポットとのことでした。
せっかくですので日没後に再訪したところ、満天の星空を見ることができ、テンションが上がりました。

撮影が下手で星があまり写らなかった…(-_-;)

本州では夜でも街の灯りがありますが、八丈島の夜は真っ暗でした。
プラネタリウムでよく紹介される北斗七星もバッチリ見えました。

八丈島南部(三原山周辺)

旅行中はほぼ毎日温泉に入っていました。八丈島の温泉は、島の南部に集中しています。温泉に行くための道中は、そこそこ急な坂道であるためレンタカーが無いと厳しいと感じました。

大坂トンネル

八丈島の中心部から南部へ向かう際に抜けるトンネル。道路はキッチリ整備されており走行しやすいですが、トンネル入り口までは長い坂道であるため、徒歩やレンタサイクルでは厳しそうです。レンタカー(軽自動車)も坂道を上る際にはエンジンをウンウン唸らせていました。

南原千畳敷から見えていた橋を登ります。
トンネル入口近くに展望台があり、八丈富士や八丈小島を見渡せる素晴らしい風景を楽しむ事ができました。

裏見ヶ滝

三原山の中にある裏見ヶ滝を訪れました。駐車場から徒歩約10分と好立地です。
滝まではハイキングコースを歩くため、歩きやすい靴がオススメです。

訪れた時は晴天日が続いていたのか、滝の水がほとんど無く、水がチョロチョロ流れ落ちているだけでした。(水量が少なく撮影しても写らなかった…。)

乙千代ヶ浜

プールもある海水浴場を訪れました。
本旅行では水着を持参しておらず入りませんでしたが、複数の家族で賑わっていました。
意外と人が少なく、穴場スポットかもしれません。真夏は混雑するのかな。

みはらしの湯(温泉)

温泉巡り1発目、みはらしの湯です。その名の通り、露天風呂からは太平洋を眺めることができます。水平線を眺めながら温泉とはなんて贅沢なんだ!
やや低めの温度の温泉で、ゆったり長く入ることができました。休憩室や洗い場、湯船に清潔感があり快適に入浴できました。

ふれあいの湯(温泉)

温泉巡り2発目はふれあいの湯です。こちらは塩気が強い泉質で、傷口がヒリヒリと滲みました。身体に効く感じがします。もちろん露天風呂も楽しみました♨

足湯きらめき(足湯)

温泉巡り3発目は足湯きらめきです。なんと無料でした。ありがたや。

こちらの足湯も太平洋を眺めながら入ることができます。
時期と運が良ければ、眼下の太平洋上にクジラを見かけることもあるそうです。
水平線を見ながらぼーっと足湯に入っていると、時折大きく砕ける波の音が聞こえてきます。
贅沢な時間です。

八丈島空港

2泊4日の八丈島旅行を終えて帰路につきます。往路は船旅でしたが復路は飛行機です。
船は竹芝桟橋と八丈島を結んでいますが、飛行機は羽田空港と八丈島空港を結んでいます。
こじんまりとした八丈島空港は、紋別空港に似ていると感じました。(マニアックな例えでスミマセン)

飛行機の窓からは、東京愛らんどシャトルの機体が見えました。

八丈島空港→羽田空港の所要時間は約1時間です。
船旅(約10.5時間)と比較すると圧倒的な速さ。
八丈島は離島ですが、飛行機を使えば土日の2日間でも(少し慌ただしいですが)楽しむことができるのが良いですね。ただ船旅も旅情があり捨てがたい…。

八丈島グルメ

八丈島で食べた名産品について記します。(神津島・新島との共通点も多いですが。)

明日葉(あしたば)

八丈島でよく食べられている野菜に明日葉があります。
明日葉のおひたしを食べてみましたが、ほんのり苦くて美味しいです。

宿の豪華夕食に付いていた明日葉のおひたし(左端の小鉢)

ちなみに明日葉の仲間(セリ科)にはセロリやミツバがあります。
いずれも特徴的な味を持つ野菜ですね。

島寿司

八丈島グルメで外せない島寿司を頂きました。本当は島内の寿司屋で食べるつもりでしたが、宿の主人が握ってくれました。

甘酸っぱい味付けのネタとシャリがよく合います。
ワサビではなくカラシで食べるのが特徴だそうです。
宿の主人によれば、他に宿泊客がおらず時間があったため握ってくれたとのこと。ありがたや…。

くさや せんべい

伊豆諸島の特産品”くさや”入りの煎餅を購入。
“くさや”そのものを食べる勇気が無く、煎餅で雰囲気を味わうことにしました。

“くさや”とは伊豆諸島特産の魚の干物で、くさや汁に漬けた魚を乾燥させて作ります。(前回の神津島・新島旅行で履修済)
ちなみに神津島・新島を旅行した際は”くさやピザ”を食べました。色々な食べ方があり興味深いですね。

伊豆諸島の特産くさやを活かしたピザを食べた時の記録

八丈島旅行の総括(旅程・旅費)

本章は八丈島旅行の総括(主に旅程・旅費)を記します。

旅程(2泊4日)

今回の旅程は下の通り。

1日目東京竹芝桟橋→八丈島底土港
夜行便・船内にて1泊
2日目八丈島観光
晴天のため島北部(八丈富士周辺)の牧場・展望台を中心に巡る
温泉♨で一息
3日目八丈島観光
島の中心部・南部(三原山周辺)を散策
温泉♨で一息
4日目八丈島空港→羽田空港
帰る前に太平洋を臨む足湯♨で一息
本旅行の旅程

今回の旅行は2泊4日(船内1泊)でしたが、登山やダイビングをしなかった事もあり、時間的に余裕のある旅行でした。
時間を持て余して、ひたすら温泉に入っていましたね。
贅沢な時間の使い方です。

旅費(概算)

八丈島旅行における概算旅費を整理しておきます。
レンタカー代は2人で割勘した後の1人あたりの金額です。

項目金額備考
運賃
(東京竹芝桟橋→八丈島)
13,000特2等船室
運賃
(八丈島空港→羽田空港)
21,000
宿泊(2泊 朝食無し・夕食有り)14,300
レンタカー(3日分)10,500軽自動車
21,000円を2人で割勘
食費(昼食3回分) 3,900
その他(入浴料・入館料ほか) 5,300
合計68,0001人あたり
金額は概算です

1人あたり約7万円となりましたが、約半分が交通費ですね。
飛行機は早割を活用、船については2等室を利用すれば、もう少し節約できそうです。

反省点

今回の八丈島旅行は、主要観光地を巡るとともに、温泉にも入り、充実した旅行となりました。心残りがあるとすれば、ダイビングor八丈富士登山をすれば良かったという事ですね。
本旅行では3日間滞在しましたので、1日はダイビングや登山などのガッツリ遊べるアクティビティを入れても良かったかもしれません。

本旅行は時間にかなり余裕があり、温泉に入ってぼーっとするリフレッシュ旅行になりました。
ま、それはそれで良いのですが♨

感想ほか

八丈島旅行の感想を整理しておきます。

意外と東京(本州)から近い

本旅行で感じたことは、八丈島のアクセスの良さです。離島ではあるものの羽田から飛行機で1時間と意外と近いです。運航会社が全日空で羽田発着というのも使いやすいですね。(ちなみに以前訪れた新島・神津島の場合は、新中央航空が運航する飛行機で調布飛行場発着でした。)

船を利用する場合でも往路(東京竹芝桟橋→八丈島)は夜行便で、寝ている間に八丈島に到着するので、気軽に訪れることができます。

三連休でフラっと訪れて、南国感を味わえるのが魅力的です。
沖縄より近く・旅費も節約できる、良い旅先だと感じました。

他の伊豆諸島(神津島・新島)との違い

過去に私が訪れた伊豆諸島(神津島・新島)との相違点としては街の大きさがあります。八丈島の方が神津島・新島と比較して街が大きいです。
また、八丈島~東京は全日空が運航する便ですが、神津島・新島~東京は新中央空港が運航する便となります。八丈島はアクセス良好で気軽に訪れることができますが、もう少し離島感を味わうのであれば神津島・新島もオススメです。
ちなみに八丈島にも神津島と同様100円ショップ(CanDo)がありました。輸送費が嵩むと思いますが100円均一で凄い…。

整備されたインフラ

八丈島旅行で感じたことは、空港・港・道路等のインフラがきっちり整備されていたことです。八丈島を一周するように道路が整備されていること、舗装が傷んでおらず綺麗だったこと、カーブが連続する山道にはカーブミラーがあったことが印象に残りました。
💪東京都の経済力💪を感じます。空港・港は八丈島へのアクセス向上に寄与し、整備された道路は島内観光や物流に大きく貢献していると感じました。

ちなみに八丈島では(当然ですが)東京都の最低賃金が適用されます。


ここまで長々と記しましたが八丈島旅行の記録でした。
アクセス良好で牧場・温泉・展望台などコンテンツが多く、登山やダイビングも楽しめる素敵な島でした。次回訪れる際には体験ダイビングやホエールウォッチングもしてみたいですね。

展望台が多く島内各地で絶景を楽しめます。

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