はじめに
本記事は焼尻島を訪れた際の記録です。前回の「準備編」の続きになりますね。
一応、焼尻島と天売島の位置関係を示しておきます。
焼尻島は天売島の東にある島です。
前置きは準備編で散々記したので、以下本文です。
羽幌沿海フェリー(羽幌→焼尻島)
準備編でも記しましたが、焼尻島・天売島へ行くには羽幌から船にのる必要があります。まず羽幌から焼尻島へ向かいます。船の種類はフェリーと高速船の2種類がありますが、今回は旅行予算の都合上、フェリーのみ利用しました。
こちらが今回乗ったフェリーです。ですが、ここで「本旅行最大の山場:船酔いとの闘い」がありました。私が乗船した日は海が荒れていて船が揺れ、滅茶苦茶気持ち悪くなりました。
出港後しばらく甲板で外の景色を眺めていましたが、堤防の外に出た瞬間、船の揺れが大きくなりました。船酔いすることを確信したので、外の景色は諦めて慌てて雑魚寝スペースに寝ころび、じっと耐えることにしました。
予想通りに船酔いし、何度も口から出そうになり海に撒き餌しそうになりました。
羽幌から焼尻島までは約1時間、何とか耐え抜きましたが非常に辛かったです。ほかの乗客も皆辛そうでした。天候ばかりは仕方ないですね、船が欠航にならなかっただけでも、ありがたいです。雑魚寝スペース
船酔いでフラフラになりながら焼尻島に到着した後は、自転車を借りて下記の名所を巡りつつ島を一周しました。焼尻島のフェリー待合所、コインロッカーありました。
羽幌町焼尻郷土館
港のすぐ近くにある郷土資料館です。鰊漁で栄えた豪商が建てた建物がそのまま郷土資料館になっていました。館内には撮影禁止の注意書きがありましたので、内部の写真はありませんが、外観だけでなく内部も立派でした。昔は鰊漁でかなり儲かったようです。 港から郷土資料館までの道 ものすごく”夏”感があります。
厳島神社
港周辺を散策していると神社を見つけました。参拝しようと思いましたが、草が生い茂っており諦めました。落ち着いた良い雰囲気の神社でした。
雲雀ヶ丘公園
市街地から島の中心へと進んでいくと、雲雀ヶ丘公園がありました。公園といっても池があるだけでしたが、野鳥が沢山いました。
雲雀ヶ丘公園へ至る道は森の中を通る林道で、私が訪れた時は晴れて涼しかったため気持ちよく散策できました。久しぶりの森林浴で気持ちが穏やかになりました。
オンコの荘
雲雀ヶ丘公園を抜け、オンコの荘まで行きました。ここは焼尻島屈指の観光スポットだと思います。通常高く育つイチイが、激しい風によって低く這うように生育していました。
どの木も樹高が低く先ほどの森林とは印象が異なります。また森林浴をしている時とは異なり、風も強く感じました。厳しい自然環境と植物のせめぎあいの最前線を見ることができました。バナナは民宿のおばちゃんに貰いました強風のために地面を這うように生えています。風の強さが視覚的に分かります。
鷹の巣園地
オンコの荘を抜けて海沿いの道路を西側に進むと鷹の巣園地に到着。ほぼ島の西の端です。
鷹の巣園地までの海沿いの道は風が吹き抜けて気持ち良いです。
また海と逆側には牧場があり、沢山の羊が飼育されていました。 沢山の羊が放牧されていました。風が強くカラスの羽がボサボサに(笑)
トイレと展望台(的なスペース)がありました。眺めはかなり良く、天売島を間近に見ることができました。
鷹の巣園地を抜けた後は島の北側の道路を東向きに進んで港まで戻りました。
自転車で島を一周した感想
島をぐるっと一周するだけなら、それほどツラくはありませんでした。(後に訪れた天売島の方がキツい坂が多かった印象があります)
ツラかった点は、なだらかな坂がずっと続く区間があったことと、雲雀ヶ丘公園へアクセスする道路が少し狭く、舗装が荒れている箇所があったことです。ただ島を一周するという事は、登っただけ必ずどこかで下るわけで、下り坂は非常に気持ちよいものでした。(スピード出しすぎ注意)
総じて自転車を借りたことのメリットがデメリットを上回りました。途中こんな坂道もありました。
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