北海道旅行:焼尻島・天売島旅行(天売島)

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はじめに

本記事は前回の記事に引き続き、天売島を訪れた際の記録です。
天売島と焼尻島の位置関係を示しておきます。

天売島は焼尻島の西にあります。

以下、本文です。

羽幌沿海フェリー(焼尻島→天売島)

焼尻島を自転車で一周して満喫した後、天売島へ。
今回も高速船ではなくフェリーを利用しました。乗船時間は約30分です。この日は一日中海が荒れていたようで、羽幌→焼尻島と同じくらい揺れました。ですが焼尻島を自転車で一周し疲れていたこと&乗船時間が短かったこともあり、船酔いはしませんでした。疲れ果ててウトウトしていると天売島に着いていました。天売島の港、焼尻島の観光で疲れてはいたものの、船酔いはしませんでした。待合所、コインロッカーもありました。

ウトウ帰巣ナイトガイド(@赤岩展望台)

天売島に着いたのは夕方でしたので、レンタサイクルによる島一周は翌日することにし、この日はウトウ帰巣を観察するナイトツアーに参加しました。
ウトウとは海鳥の名前で、天売島の西側に沢山の巣を作っていました。ウトウの巣穴、島の西側にはこのような巣が沢山あるようです。
超過密な集合住宅(?)

夏の夕方、子育ての時期を迎えたウトウ達は、ヒナに与える魚を沢山咥えて帰巣するとのことです。本ツアーでは帰巣するウトウ達の群れを観察することができました。天売島では何十万羽というウトウが巣を作っているらしく、私がツアーに参加した日も沢山のウトウ達が海から島に目掛けて飛んできていました。私達人間には目もくれず一直線に飛んでくる沢山のウトウ達の迫力に気圧されます。

巣の近くに着地したウトウの一部は、魚を横取りしようとするカモメたちとバトルしていました。カモメの方が体は大きくケンカに強そうですが、ウトウが巣穴の奥へ入ると、その体格ゆえ巣穴に体が入らず、深追いはできないようです。ウトウの帰りを待つ(?)カモメ軍団一部の賢いカモメは巣穴の近くでウトウが獲ってきた魚を横取りしようと待ち構えています。
ウトウvsカモメの写真を撮ろうとしましたが周囲が暗く、私のカメラでは撮影することができませんでした。もっと性能の良いカメラが必要ですね。

さてウトウ帰巣ナイトガイドに参加した後は、島の旅館に泊まり身体を休ませ翌日からの行動に備えました。(それにしても羽幌から焼尻島へのフェリーは激しく船酔いしたなぁ…)
翌日からは港で自転車を借りて天売島を時計回りに一周することにしました。

赤岩展望台

港を出発しひたすら西へ進むと赤岩展望台に着きます。
と文章で書くと1行で済みますが、この区間はキツい上り坂が続き体力的に厳しかったです。一方で景色は非常に良かったため、適宜休憩しながら景色を眺めつつ、ゆっくり赤岩展望台を目指しました。途中に神社がありました ウミネコ 鵜人間が造った道路をウミネコが我が物顔で闊歩しています 赤岩展望台へ至る道
港~赤岩展望台はそこそこキツい坂道です。
前日夜のウトウ観察の際にも訪れていますが、昼間に来るとやはり印象は異なります。訪れた時は非常に天気が良く、海の青さが際立っていました。また赤岩もしっかり見ることができました。そびえたつ赤岩、カモメ・ウミネコの休憩場所になっていました。 焼尻島もよく見えます。

海鳥観察舎

赤岩展望台を後にして少し進むと海鳥観察舎に到着。ウトウのみならず、天売島は海鳥の楽園のようです。私が覚えているだけでも、ウミネコやカモメ、ウミネコ、ウトウ、ウミウ、絶滅の危機にあるウミガラスなどが天売島で暮らしているようです。焼尻島では天売島ほど海鳥の存在は感じませんでしたが…不思議ですね。 海鳥観察舎の周囲は険しい崖でした。
海鳥観察舎では雨風を凌ぎながら海鳥をじっくり観察することができます。また高倍率の双眼鏡が備え付けられており、無料で覗くことができたのはありがたかったです。

観音崎展望台

野鳥観察舎から下ったり上ったりしながら、のんびり進んで観音崎展望台で一休みしました。ここも先に訪れた場所と同様、景色が非常に良かったです。天売島の北側の海岸線は崖になっていることが分かります。観音崎展望台から天売島灯台までは下り坂で自転車で走るととても気持ちよいです。
焼尻島もよく見えます。

天売島灯台

天売島のほぼ北の端に灯台がありました。灯台の近くまで寄るには徒歩でしか行けないようでしたので断念。(坂道を進み続けたことで疲れていました)遠くから写真だけ撮りました。紅白の灯台

以上が私が天売島で訪れた主な観光地です。
繰り返しになりますが、私が訪れた時は非常に天気が良く、景色を楽しむことができました。

羽幌沿海フェリー(天売島→羽幌)

天売島を満喫後、フェリーで羽幌へ戻ります。前日の船酔いのトラウマがある私はビビりながら出港の時を迎えましたが、この日は非常に波が穏やかで全く船酔いしませんでした。島を見ながらのんびり羽幌を目指します。
羽幌に到着後、自宅を目指し車を南へ走らせるのでした…
羽幌~札幌なかなか遠くて大変です…💦

天売島での夕食

天売島旅行で特に印象に残ったのは、赤岩展望台と宿での夕食です。
こちらがその夕食です。 豪華すぎる…!
海鮮はほぼ全て島の海で獲ってきたものだそうです。
特にウニが強く印象に残りました。スプーンで中身をすくって食べようとしたら、ウニが必死で針を動かし抵抗していたのが驚きました。とても新鮮なウニの味ですが、味を感じる前にほのかな磯の香りを残して舌の上でとろけてしまい、よく分かりませんでした。(←私の語彙力ではこれが限界…)

焼尻島・天売島の感想

レンタサイクルによる島一周

焼尻島・天売島ともに自転車を安くで借りることができ良かったです。ただ自転車による島一周は疲れますね。

焼尻島よりも天売島の方が高低差が大きくキツい坂道が多かったような気がします。私はもともと坂道が多いことを知っていましたし、景色を楽しみながら / 休憩しながら一周するつもりでしたので後悔はしていません。

船の便の都合上、素早く島内を巡りたい方、体力に自信の無い方はバイクやレンタカーなどを利用した方が良いかもしれません。(レンタカーや貸バイクも多分あったはず…)

食事について

北海道の離島ということで、旅行前から食事にかなり期待していましたが、期待以上の美味しさでした。先述のウニはもちろん、刺身・煮つけ・味噌汁、、、全てが美味でした。濃縮された海の味がしました。私の語彙力では美味しさを伝えきれないのが残念です。

総じて焼尻島・天売島を旅行するなら夏が良いと感じました。
風が強く吹いている島で真冬に観光するのは、かなり厳しいと思います。船の便数も冬は減っちゃいますしね。北海道の夏は短く、旅行のタイミングを調整するのは難しかったですが、訪れた甲斐がありました。

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