この記事の内容
ヴェネツィア観光

ヴェネツィアの風 景客を待つゴンドラ(漂うタクシー乗り場感)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ボローニャを出発して旅行もいよいよ終盤になります.
次に訪れたのはヴェネツィアです.
出発早々ボローニャの駅がめちゃくちゃ大きくてヴェネツィア行きの電車を見失いそうになりましたが駅員さんに訊いて何とか事なきを得ました.
ローマやフィレンツェと違って大都市感なかったので油断してました.

ボローニャ駅,とても広かったです.

ここまで来ると列車移動も慣れたもので車内でくろいでいました.
駅名はヴェネツィア・サンタルチア駅ですね.
本島にわたる鉄橋を渡っている時から(1人旅なので)1人でテンションが上がってました.
駅を出るとカモメがめちゃくちゃいました.
弁当をカモメに盗られて興奮してる観光客を横目にヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗りこみました.
このヴァポレットのチケットですが一回券や一日券など様々な種類があります.
今回ヴェネツィア滞在中の3日間で離島にも繰り出そうと考えていたので72時間券を購入し乗りまくりました.

ヴァポレットと呼ばれる水上乗り合いバス
到着した日は雨だったのであまり写真は撮らず,街探検をしていました.
思ったより路地が多く歩いていて楽しい街です.
油断すると迷いそうになります.
夜に食べたピザはオリーブオイルが効いてて今まで食べてきたピザの中で一番美味でした.

翌日の天候に期待を込めてこの日は就寝
~~翌朝~~
サイレン:ヴヴヴヴ~~~ヴヴヴヴ~~~
「サイレンうるせぇ…!!!地震か…?豪雨で避難とか…?」
翌朝はけたたましいサイレンの音で起床.
とてもびっくりしましたが地震でもなく,おそるおそるカーテンを開け窓の外を見ても快晴で不思議に思いました.
気を取り直して出かける用意をして(この時には快晴でテンションが上がっており,サイレンが鳴った事を忘れている)外に出た時に昨日は感じなかった違和感を覚えました.
前日に歩いた道が水浸しになっています.
さらによく見ると側溝から水がどんどん湧き出してきており,道にできた水たまりが大きくなっていきます.
「側溝から水が出てくるのなんでやねん,水の流れる向き逆ちゃうんかい」と心の中で関西弁のツッコミを入れた時に,朝のサイレンの意味を理解しました.
あのサイレンは街が水に浸かることを警告する為だったようです.
後から訊くとヴェネツィアでは冬の時期に潮位が上昇し街が水浸しになることがあるそうです.(アクアアルタと呼ばれる現象らしい)

隙間から湧き出してくる水(おそらく海水)

石畳の道も水浸しになっていました
当時はそんなことを知らなかったので何の対策もしていませんでしたが,幸いにも水浸しになった場所には足場が置いてあり,足場を伝って移動することが出来ました.
私が訪れた時は午前中は水浸しでしたが午後になると水が引き,普通に歩けるようになりました.(潮の満ち引きの影響だと思います)
・サンマルコ広場
朝から非日常な体験でテンションが上がったまま私はサンマルコ広場に訪れました.
サンマルコ広場もやっぱり水浸し(特に標高が低い場所らしく,すぐに水浸しになるようです)
私が訪れた時はサンマルコ広場を取り囲むように並んでいるお店がある部分は水没を免れていました.


鐘楼から見た水浸しのサンマルコ広場
・鐘楼
サンマルコ広場を訪れた私は鐘楼に登ることにしました.
この日はとても晴れていたので良い景色を期待してエレベーターで上に上がります.
上からの景色は非常に美しく,まるで絵画のようでした.
景色の美しさを語る語彙力がないので写真をどうぞ



・サンマルコ寺院
サンマルコ広場に面した寺院です.
中は思ったより古く歴史を感じました.

・溜め息の橋・ドゥカーレ宮殿
サンマルコ寺院のすぐ近くにありました.

溜め息の橋の外観
ドゥカーレ宮殿の見学ルートに溜め息の橋があり,橋の内部をを見学することが出来ました.

溜め息の橋の内部から外を伺う(めっちゃ写真撮られてますね)

溜め息の橋を渡ると牢獄があります
宮殿の天井には巨大な油絵がありました.

・ムラーノ島
ガラス細工で有名なムラーノ島へ向かいました.
かわいいカラフルな家


ガラス博物館には美しいガラス作品が沢山飾られていました
・ブラーノ島
レース生地で有名なブラーノ島にも立ち寄りました.
レース博物館があります.
観光客はあまりおらず落ち着いた雰囲気が良かったです.
猫がいました.

雨上がりにできた水たまりに猫が水を飲みに来ていました.

レース博物館

・リアルト橋
ヴェネツィア本島の街を二分するように流れている運河のカナル・グランデにかかる橋は複数ありますが一番有名な橋はリアルト橋ではないでしょうか.
橋を眺めるのも良いですが,橋からの夜景もよかったです.
橋の欄干にカメラを置いてひたすら夜景撮影をしていました.

夜のリアルト橋

リアルト橋からの夜景
リアルト橋にいたカッコいいカモメ とても近くに来てくれた.

ヴェネツィア感想,メモ
・他の街とは異なる唯一無二という感じのする,また来たいと思わせる魅力的な街でした.
・ローマやフィレンツェなどと比較して治安が良い気がしました(ヴァポレット乗車時などスリに用心するに越したことはありませんが)
・物価が高いと思いました,coopはありますが宿泊したホテルから遠かったので軽食や水を買いだめしました.
・アクアアルタで街が水浸しになることがあります,私は非日常な光景を存分に楽しみました.替えの靴下を持っておくと安心だと思います.
・今回の旅行で訪れた街の中で一番楽しく感動した街は間違いなくヴェネツィアでした.
ヴェネツィア滞在中は写真をひたすら撮っていました.
本島の路地を巡るのも楽しいですが,時間に余裕があれば観光客が比較的少ない離島に足を伸ばしてみることをオススメします.
コメント