ドイツ1人旅記録6 ミュンヘン編

ヨーロッパ
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この記事の内容
ミュンヘン観光
ドイツ国鉄 高速鉄道乗車メモ(1等車)
BMW博物館
ドイツ博物館
ミュンヘンレジデンツ・宝物館
ミュンヘン新市庁舎
ニンフェンブルグ城
聖母教会
クラシックコンサート

本記事ではドイツ旅行で訪れた最後の都市、ミュンヘンについて記します。
いつものようにミュンヘンの場所を示しておきます↓

ドイツ国鉄 高速鉄道乗車メモ(1等車)

シュトゥットガルト→ミュンヘンの移動は1等車を利用しました。これまで利用していたのは2等車でしたが、せっかくなので1等車を利用しました。
2等車の座席は4列(2+2列)でしたが、1等車の座席は3列(1+2列)で更に快適でした。

また、乗車した列車には食堂車がありましたので利用してみました。日本ではすっかり見なくなってしまった食堂車に一人興奮しました。
食堂車には売店、立ち席、座って食事をとれる座席が用意されていました。私が売店で購入した軽食を食べました。近くで飲んでいたドイツ人に話しかけられ雑談したのも良い思い出です。どこで覚えたのか「KANPAI!! KANPAI!!」と何度も言っていたのが面白かったです。

日本の特急列車にも食堂車があれば面白いのにとは思いますが、鉄道会社からすれば車両を追加するなら食堂車より客車の方が儲かりそうですし、わざわざ導入する動機なさそう…?

BMW博物館

シュトゥットガルトで巡ったメルセデス・ベンツ博物館、ポルシェ博物館に続き、自動車博物館巡りpart3です。BMW博物館は他の2つとはまた異なった雰囲気で楽しかったです。

一番大きな違いとして感じたのは、BMWはバイクにもかなり力を入れていることですね。
壁一面にこれまで販売されたモデルが展示されていたり、車に匹敵する一大コンテンツでした。

もちろんスポーツカーも多数展示されており、人気の車種には人だかりができていました。

BMWの歴史を紹介するコーナーもありました。昔は航空機のエンジンも作っていたようです。ナチスが台頭した時代に苦労した話も記載されていました。

メルセデス・ベンツ博物館やポルシェ博物館と比較すると、車に関する展示は多少少ないかもしれませんが、バイク好きの人にはかなりオススメの博物館でした。

ドイツ博物館

ミュンヘンにある巨大な博物館を訪れました。下調べ時に館内は広大で全ての展示物を回るのに時間がかかることが分かっていましたので営業開始と同時に入館しました。私はこの博物館めちゃくちゃ好きですね。その理由は2点あります。
1つ目は扱う分野の広さです。館内には工学、化学、医学、農学、地学、、、などあらゆる理系分野が扱われていました。さすが科学技術の進んだ先進国ドイツという感じがします。日本にもこのような博物館があれば良いのにと思いました。早足で巡ったにも関わらず、全て見て回るのに3時間かかりました。

2つ目の理由は容赦のない解説です。各展示物の解説文は日本の高校3年生~大学1,2年生あたりで学習する内容でした。素人に分かりやすく伝えるというよりは、多少難しくても正確に伝えようとする意図を感じ、とても好感が持てました。
具体的には光の性質(屈折、反射、回折)、陰極線の性質、ブラウン運動、光学異性体の性質等です。
大学の学部選択で迷う高校生にオススメですね。どの展示物に惹かれるかで自らに適した学部が分かると思います。どの展示物も興味深く1つに決められないかもしれませんが。

家族で来ている人も多かったです。子供にとっては楽しく科学を学べる最高の場所だと思います。自分に子供がいたら連れて行きたいですね。(そして子供以上に自分が楽しみたい)

ミュンヘンレジデンツ・宝物館

ミュンヘン市街地中心部にある王宮を観光しました。ここの王宮も他の宮殿と同様、内部はとても広く豪華な造りになっていました。当時の人は迷わず目的の部屋へ行けたのでしょうか、私は見学順路を示した矢印が無ければ絶対に迷う自信があります。

入口から入ってすぐ大広間がありました。

王宮と同じ敷地内に宝物館が設置されており、王冠や王笏、宝剣がありました。
これが本当の伝家の宝刀…!

ミュンヘン新市庁舎

ミュンヘンレジデンツからも近い場所にある新市庁舎を訪れました。”新”といっても歴史を感じさせる見た目をしています。新市庁舎の前のマリエン広場は多くの観光客で賑わっていました。

新市庁舎は、からくり時計で有名らしく、定刻になると動いている様子を見るために多くの人が来ていました。(再生時には音量に注意ください)

こんな格好いい役所で働ける人たちが羨ましいですが、よく見ると建物自体は古そうです。
中の人は意外と新しい建物に更新してほしいと思っていたりして…。

新市庁舎の壁をよく観察していると札幌市のシンボルマークがありました。後で調べて分かったことですが、ミュンヘンと札幌は姉妹都市だそうです。

よく見ると札幌の上に”KIEW”とありますが、ウクライナの首都キーウですね。

聖母教会

ミュンヘン市街地にある、2つの塔が印象的な教会を訪れました。訪れた時はちょうどパイプオルガンが演奏されていました。パイプオルガンの演奏を聴くのはベルリンに続き2度目です。
教会の椅子に座ってパイプオルガンの音を聞きながらボーっとするのは至福の時間でした。

この教会には悪魔が現れたという伝説があり、教会の床には悪魔の足跡が残されていました。
せっかくなので写真を撮影。大人の足より少し大きい気がします。

ニンフェンブルグ城

ミュンヘン市街地から路面電車で約20分の位置にある城を訪れました。GoogleMapでは城となっていますが、どちらかというと宮殿のような雰囲気です。豪華な装飾が施された沢山の馬車が展示されていました。

ミュンヘンレジデンツ同様、内部は非常に広大で何度も迷いそうになりました。
城の前の広大な庭園も気持ちの良い雰囲気でした。寒い中ランニングしている人を何人も見かけました。夏はより多くの人で賑わいそうです。

コンサート

帰国前日にふと思いついてオーケストラの演奏を聴きに行きました。本場の音楽は期待通り、めちゃくちゃ良かったです。今まで音楽は耳で楽しむものだと思っていましたが、音の圧が全身を揺さぶる感じに衝撃を受けました。休日にオーケストラの演奏を聴きに行くのも良いなぁと思いました。

ちなみに今回の演奏は受付&案内がドイツ語だったので苦労しました。Webからもチケットを購入可能だったのですが、HPがドイツ語のみで英語非対応でしたので大変でした。確かに会場には日本人はもちろんアジア系の人さえ見かけませんでした。もっと大きなコンサートでは色々な国々から観客が来るのでしょうか。
言葉の壁は感じましたが、行って良かったと間違いなく思える良いコンサートでした。

帰国:ミュンヘン空港(MUC)→東京(羽田 HND)

長かった旅もいよいよ終わり帰国します。帰りはミュンヘン空港から東京への直行便に乗ります。日本とドイツを結ぶ直行便がミュンヘンには飛んでいました。何故ベルリンには直行便が無いのだろう…
帰りはロシアより南を飛ぶ航路でした。偏西風に乗ったのか往路の14時間よりも短い約12時間半で羽田に到着。使用機材はB747ではなくエアバスでした。

現地滞在時の記録は本記事で終わりにしたいと思います。
次の記事では本旅行の総括(旅行全体の感想、反省、旅費等)について記します。

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