はじめに
過去のふりかえり
この記事は、流氷を見る為に網走を訪れた際の記録です。
結論を先に述べておきますと、無事に流氷&アザラシを見られました。
ちなみにn年前の秋にも網走を訪れています。その時の記事はこちらです。
そしてそれとは別に実は5年くらい前にも、流氷を見る為に知床を訪れたことがあります。
その時も流氷を見る事はできましたが、天気はイマイチでした。その時の写真はこちら。 5年ほど前に撮影した流氷(知床 ウトロ付近)
2枚目の写真、分かりにくいですが建物から手前側の雪原はほぼ全て流氷です。
雪原の上の黒い点々は流氷の上を歩くツアーに参加した人たち(のはず)
今回は5年前のリベンジになります。
前回(5年前)と今回を比較すると、
前回→流氷:◎ 天気:△
今回→流氷:〇 天気:〇
総合的に考えると今回の方が満足度が高かった…かな…?
前回はアザラシを見ることができていなかったので、その点においては今回はラッキーでした。
網走へのアクセス
とりあえず網走の場所を示しておきます。
網走は札幌から鉄道で約5時間半かかります。なかなかのアクセスですね…
羽田から女満別空港は2時間くらい、女満別空港から網走市街は車で30~40分くらいなので、札幌から網走へ鉄道で移動する場合と比較すると東京発の方が早く着ける気がします。北海道は広すぎる…
札幌からなら鉄道ではなく飛行機(丘珠or新千歳→女満別)が速いと思います。(旅情は減るかもしれませんが)
前置きが長くなりすぎました。訪れた場所と写真を簡単に記して旅行の記録とします。
流氷観察(観光船 おーろら号)
今回の旅行では岸から流氷が見えないことを想定して事前に観光船:おーろら号を予約していました。
当日券もあるようですが、満席になるのが嫌でしたので念のため予約。
私の考える、おーろら号に乗るメリットは
(1)少し沖まで出れるので流氷を見られる確率が上がること。
(2)ギチギチの流氷の中を進むカッコいい船に乗ることができる。
私が網走に到着時、流氷は水平線の先にうっすらと見える状態でした。流氷遭遇確率を上げるために、おーろら号に乗船します。(流氷が大量に接岸していた場合でも、どのみち2つ目のメリットから乗船するのですが)
おーろら号で沖へ繰り出すことで流氷を見る事ができました。5年前に見た流氷よりも規模は小さかったですが、それでも沢山の流氷がありました。また天気も良く、日光に照らされた流氷が眩しかったです。良い景色でした。 前回と比べてチョット氷は薄いかな…という印象 また流氷の上で休む野生のアザラシを見る事ができました。船内放送でアザラシがいることが知らされましたので簡単に見つけられました。思ったより大きかったです、ゴマフアザラシかな…?
フレトイ展望台
網走市街から車で東へ30分くらい進むと到着。面白い形をした展望台です。ここの展望台からは知床半島の山々や海に浮かぶ流氷を見る事できます。知床の山をバックに釧網本線を走る列車を眺めることができそうな場所でした。(列車が来るのを待とうかとも思いましたが寒すぎて撤退しました)
まるで絵画のような景色でした。風が非常に強く寒かった為、屋内から景色を眺められるのはありがたいです。
ほんのすぐ近くにはコンビニと道の駅があり意外と(?)便利な場所にある展望台でした。四角錐の建物展望台から知床半島を臨む、あちら側には流氷が接岸しているようです。
能取岬
フレトイ展望台に続き、「高いところから流氷を見てみるシリーズ」第2弾。
流氷の一部が接岸していました。流氷に覆われた海からは波の音が聞こえないのが印象的でした。時折、氷同士がぶつかり、軋む音が聞こえてくる以外は静寂でした。
能取岬は恐らくフレトイ展望台より標高が高いですね。はるか遠くの知床の山々を見渡すことができます。ここでも野生のアザラシを探してみましたが、発見はできませんでした。安物ではあるものの双眼鏡を用いて一生懸命探しましたが発見できず、ちょっと残念。
オホーツク流氷館
網走市街を臨む場所にオホーツク流氷館があります。ここでは流氷に関する様々な情報を入手することができました。館内には-15℃を体感する部屋があり、過去に採取された流氷が展示されていました。部屋に入る際には、1人1枚濡れタオルが渡されタオルを凍らせる体験ができました。
-15℃を体験した感想ですが「覚悟したほどは寒くない」でした。これは(室内なので当然ですが)風が無かったことが大きな理由だと思います。おそらく先日の強風の中でのワカサギ釣りの方が寒かった…
過去に採取された本物の流氷
凍ったタオル因みに流氷館からの景色はとても綺麗です。
雪山&流氷&街を一望できる場所でした。
博物館網走監獄
オホーツク流氷館の近くに網走監獄の博物館があります。5年くらい前に網走を訪れた際にも、この博物館に寄りましたので今回は2回目の訪問です。前回訪れた際と同様、敷地が広く展示が充実している、という印象を抱きました。監獄そのものはもちろん、博物館の展示なども興味深いものが多く、じっくり堪能していると時間が融けていきます。私は展示を見て、囚人達の過酷な労働により建設された道路が北海道の発展を支えていることを学びました。囚人達の働きもさることながら、まず初めに「道路を建設しよう」と企画した人の先見の明に驚かされました。
放射状の収容施設
感想
冬の網走は久しぶりに訪れましたが、流氷はもちろん、網走監獄や能取岬など他の観光地もあり良い場所でした。その流氷ですが、近年は地球温暖化の影響か、その個数や接岸頻度が減少傾向という噂も耳にします。頑張ってもらいたいところです(何を)
ともあれ夏に訪れると爽やかな気候を、冬に訪れると凄く寒いけれども流氷という一大コンテンツを楽しめる街でした。また滞在中にはお寿司を頂きましたが、非常に美味しかったです。北海道は食事が美味しいですが網走も海鮮が美味でした。次回流氷を観察する際には、紋別まで行ってガリンコ号に乗ってみたい!と思うものの、遠すぎて断念するのであった。。。紋別空港がもう少し便利ならあるいは…
おまけ
網走市街に向かう道中で見つけた綺麗な景色女満別空港
思ったより新しく、綺麗な空港でした。
スープカレーを頂きました。
コメント